iWappでMyShortcutsのメモにアプリアイコンと起動用URLスキームを一発登録する

この記事ではMyScriptsスクリプトiWappを使いMyShortcutsのメモへ、アイコンと起動用URLスキームを登録する方法について説明します。
f:id:aitatena:20141013161839j:plain

まずMyShortcutsのメモに次のようなstyleタグを追加します。余白やアイコンの大きさなどはご自由に調整して下さい。

<style>
/*iWapp追加アイテムレイアウト設定*/
a.iWapp{/*アイテム全体*/
  margin: 2px 2px; /*余白*/
  width: 50px;  /*幅*/
  display:inline-block;
}
img.iWapp{ /*アプリアイコン*/
  -webkit-border-radius: 10px; /*角丸の大きさ*/
  width: 100%;
}
div.iWapp{/*アプリ名*/
  font-size: 9px; /*文字サイズ 0pxで非表示*/
  white-space: nowrap;
  overflow: hidden;
  text-overflow: ellipsis;
  width: 100%;
  margin: 5px 0px;
  text-align: center;
  font-family: sans-serif;
}
</style>

▶︎MyShortcutsのメモに追加

次にMyScriptsをインストールします。10個までスクリプトを登録できる無料版でも大丈夫です。
https://itunes.apple.com/jp/app/myscripts-le/id556253271?mt=8&uo=4&at=11lqq9
https://itunes.apple.com/jp/app/myscripts/id492086539?mt=8&uo=4&at=11lqq9
インストール後、iWappのページからインポートリンクを踏んで下さい。スクリプトがMyScriptsにインポートされるので保存します。

スクリプト一覧から保存したiWappを起動します。起動直後ダイアログが現れるのでアプリ名などを入力します。
f:id:aitatena:20141013161820j:plain

検索結果画面にはアプリ情報とともにURLスキームリストが現れます。URLスキームリストのデータはバックグラウンドでダウンロードされるので、現れない場合は何度か起動を繰り返して下さい。左上のセレクトメニューから追加先のランチャーであるMyShortcuts(memo)を選びます。
f:id:aitatena:20141013161911j:plain

追加したいアプリの名前またはURLスキームを選択します。確認ダイアログが現れるのでOKを押すとMyShortcutsに追加されます。ダイアログ上で登録するURLスキームの変更ができます。
f:id:aitatena:20141013162010j:plain

アイコンはdataスキームで書かれており、コードが長くなりますがオフラインでも読み込み可能です。
f:id:aitatena:20141013162139j:plain

追加したデータを修正する場合、URLスキームはブロックの一番上、アプリ名は一番下にあります。
f:id:aitatena:20141013162214j:plain

あとは検索と登録を繰り返すことで次々とアイテムを登録できます。

各種ランチャーアプリにアイコンと起動用URLスキームを一発登録するiWapp

iWappはランチャーアプリにアイコンと起動用URLスキームを一発登録するMyScriptsスクリプトです。
f:id:aitatena:20141013171830j:plain
https://itunes.apple.com/jp/app/myscripts-le/id556253271?mt=8&uo=4&at=11lqq9
https://itunes.apple.com/jp/app/myscripts/id492086539?mt=8&uo=4&at=11lqq9

URLスキーム登録済みアプリが2014年10月12日現在7000件越え(URLスキームなしアプリ含む)、対応ランチャーアプリは次の11種です*1
aHomeIcon、Blaster、iWorkspace、Launch Center Pro、MyFind、MyMemo、MyShortcuts、MS2、Quicka、Quicka2、Seeq、Touch Icon Creator。最下部にApp Storeへのリンクあり。

使い方について、MyShortcutsのメモへの追加はこちらを、その他詳細については過去に書いたTumblrの記事をご覧下さい。

最新版はこちらからMyScriptsへインポートします。

version 公開日 更新内容
ver 3.1 14.10.28 MyMemo対応
ver 3.0 14.10.12 UIの軽量化、Quicka2対応、MyShortcuts(memo)対応

以下、対応アプリへのリンク(App Storeにあるもののみ)です。

https://itunes.apple.com/jp/app/blaster/id574255582?mt=8&uo=4&at=11lqq9
https://itunes.apple.com/jp/app/iworkspace/id623795074?mt=8&uo=4&at=11lqq9
Launch Center Pro - Icon Maker

Launch Center Pro - Icon Maker

  • Contrast
  • 仕事効率化
  • 無料
https://itunes.apple.com/jp/app/myfind-da-ci-lin-u-izudamu/id764965889?mt=8&uo=4&at=11lqq9
https://itunes.apple.com/jp/app/mymemo-memo-widgets/id931201740?mt=8&uo=4&at=11lqq9
MyShortcuts+Viewer

MyShortcuts+Viewer

  • Takeyoshi Nakayama
  • ユーティリティ
  • ¥120
https://itunes.apple.com/jp/app/ms2/id587791433?mt=8&uo=4&at=11lqq9
Quicka2 - 検索を快適に

Quicka2 - 検索を快適に

  • Koichiro OCHIISHI
  • 仕事効率化
  • ¥120
https://itunes.apple.com/jp/app/seeq-ci-shi-dai-jian-suorancha/id555289253?mt=8&uo=4&at=11lqq9

https://itunes.apple.com/jp/app/seeq+-xin-shi-dai-jian-suorancha/id785838183?mt=8&uo=4&at=11lqq9

https://itunes.apple.com/jp/app/touch-icon-creator/id357419508?mt=8&uo=4&at=11lqq9

*1:Launch Center Proなどアイコンの設定が追加用URLスキームにない場合はアイコンは追加できません

MyShortcutsのメモにクリップボードの内容で変化するリンクを作る

MyShortcutsのメモで使われるJavaScriptではクリップボードの文字列を表すCLIPBOARD変数と、それをURLエンコードしたENCCLIPBOARD変数が使えます*1
14.10.13 11:00追記:さらにリンク中のURLに_Q_を指定するとURLエンコードされたクリップボード文字列に変換されるそうです。下の例も大きく修正しました。)

MyShortcuts+Viewer

MyShortcuts+Viewer

  • Takeyoshi Nakayama
  • ユーティリティ
  • ¥120

例えば、クリップボードの文字列をHTMLに表示する*2には次のように指定します。

<span id="clipboardText"></span><br/>
<script>
document.getElementById('clipboardText').innerText=CLIPBOARD;
</script>

▶︎MyShortcutsのメモに追加

直接表示だけでなくリンクを変化させることにも使えます。以下、思いつくままに例を挙げてみました。

例:クリップボード文字列を本文とするメールを新規作成するリンク

<a href="mailto:?body=_Q_">📝メール</a><br/>

▶︎MyShortcutsのメモに追加

例:クリップボード文字列をググるリンク

遷移先にhttp://〜やhttps://〜を指定してもSafariは開けず、代わりにsafarihttp://〜またはsafarihttps://〜を使います(14.10.13 11:00修正)。他のブラウザの場合はURLスキーム部分を変更して下さい。

<a href="safarihttps://www.google.com/search?q=_Q_">📝Google</a><br/>

▶︎MyShortcutsのメモに追加

例:「クリップボードのURLをSafariで開くリンク」をクリックボードの文字列がhttp:またはhttps:で始まるときのみ表示

上に同じく、SafariはURLスキームがsafarihttp:またはsafarihttps:を指定します。

<a id="openInSafari" href="javascript:location='safarihttp'+CLIPBOARD.substring(4);">📝Safari</a><br/>
<script>
if(!/^https?:/.test(CLIPBOARD)){
  document.getElementById('openInSafari').style.display='none';
}
</script>

▶︎MyShortcutsのメモに追加


繰り返しになりますがクリップボードのデータの取り扱いにはご注意を。

14.10.13 11:30追記
クリップボードの内容で開くアプリを変えられる神スクリプトmndksがMyShortcutsのメモに対応されたそうです。間に他のアプリを挟まないので、移動が光の速さになりました。

*1:クリップボード内容の漏洩を防ぐため、メモを外部から取り込む場合は信頼のある出処であるかを確認し、取り扱いに十分注意して下さい。

*2:コピーしたパスワードなど重要な情報が表示されないよう注意して下さい。

MyShortcutsのメモからアプリを連続起動させるリンクを作る

iframeを使うと連続起動出来るそうです。なんという着眼点。ちなみにopen('URL1','URL2')では出来ませんでした。
http://reliphone.jp/myshortcuts-widget/
[iOS8] MyShortcuts+viewerで革命的な自動化ランチャーを実現する(変人向け) | reliphone (for iPhone)

MyShortcuts+Viewer

MyShortcuts+Viewer

  • Takeyoshi Nakayama
  • ユーティリティ
  • ¥120

記事でも挙げられていますが、この方法のデメリットはiframe要素を直接書くとウィジェットを開くたびに起動してしまうこと。
この解決策とくれば、JavaScriptによる動的要素生成です。

まず次のようなスクリプトタグをメモ中、どこでも構わないので1つ書いておきます。

<script>
function openURLs(arr){
  for(var i=0;i<arr.length;i++){
    var element = document.createElement('iframe');
    element.src=arr[i];
    element.style.display='none';
    document.body.appendChild(element); 
  }
}
</script>

あとは開きたいURL群を次のように配列で渡せばOKです。

<a href="javascript:openURLs(['mobilenotes:','prefs:root:','x-apple-reminder://','myshortcuts://?home'])">連続起動</a>

これらのスクリプトとリンクのサンプルはこちらからMyShortcutsに追加できます。

すごい時代になりました。

通知センターの神アプリMyShortcutsが待望のiOS8ウィジェット対応

通知センターからのランチャー機能で一世を風靡したMyShortcuts。iOS8でウィジェットからのランチャーが出て来て以来、陰りを見せていましたが…

MyShortcuts+Viewer

MyShortcuts+Viewer

  • Takeyoshi Nakayama
  • ユーティリティ
  • ¥120

MyShortcutsがアップデートされ、iOS8ウィジェットに対応した「メモ」機能が搭載されました。

MyShortcuts内の写真やファイルなどを選択すると「メモに追加」が出現します。これを選ぶとウィジェットにMyShortcuts内のファイルへのリンクが作れます。
f:id:aitatena:20141011075754j:plain

ウィジェットの高さ調節は設定アプリで変更後MyShortcuts起動で反映されるもようです。
f:id:aitatena:20141011075836j:plain

また普通のHTMLが使えるので好きな画像を表示したり、JavaScriptのサンプルをWebから拾ってきて流用したりできるそうです。

さらにURL(スキーム)へのリンクを開くことができ、JavaScriptではCLIPBOARD変数なども使えるようです。
つまり今回追加されたHTMLの柔軟なUIに加えて、通知センター時代に使っていた機能も実装できてしまえるということでは…!

iOS8 Safariの「クイックWeb検索」で好きな検索サイトの検索結果を直接表示する

「クイックWeb検索」はSafariのアドレスバーに検索語を入力する時に、wiki やapp を検索語の前に付けるとWikipediaApp Storeのページを直接開ける機能…とは別の機能です

wikiなどのキーワードを付ける点は同じですが、Wikipediaだけでなく辞書サイトや検索エンジンのようなサイト内で検索を行うサイトを追加可能です。

▼例:「ama iphone」と入力してAmazoniphoneの検索結果を直接表示
f:id:aitatena:20141005134853j:plain

設定の位置

この機能の設定は「設定」>「Safari」>「クイックWeb検索」にあります。ただしWebサイトショートカットの追加は手動で行うものでなく実際に検索する中で自動的に行われます。

▼設定画面。編集を押しても削除のみで追加は出来ない。
f:id:aitatena:20141005134942j:plain

Webサイトショートカットの追加方法

Amazonの場合は次の手順が最短でした。
まずAmazonのサイトを開き、キーワード入力欄に適当な語を入力して検索します。さらにアドレスバー右端のボタンでリロードします。

f:id:aitatena:20141005140009j:plain


このタイミングで設定にAmazonが追加されます。そして冒頭に書いたようにSafariから「ama iPhone」などの形の検索が可能になります。amaなどのキーワードは3文字以上必要です。
f:id:aitatena:20141005135224j:plain

あとがき

いくつかのサイトではこの手順が有効でしたが、Yahoo!はこのタイミングで追加されず、いくつかページを移動する必要がありました。より確実な追加方法をご存知の方はお知らせ頂ければ幸いです。

LauncherがなくてもiOS8ウィジェットから設定アプリを開く

以前の記事で触れた大人気ランチャーウィジェットLauncherがApp Storeから取り下げられてしまいました。

インストール済みの場合引き続き使用できるものの、新規購入やApp内課金は出来ないそうです。

代替アプリとしてこちらが使えます。
https://itunes.apple.com/jp/app/quick-tap/id919092169?mt=8&uo=4&at=11lqq9

こちらは@i_Penguin_22さんのツイートで知りました。ありがとうございます。

Quick-tapの制限事項

  • アイコンの設定が出来ない(カスタムURLスキームを使うものはSafariアイコンに固定)
  • 無課金では3セクション3アイテムの最大9個まで登録可能
  • 課金(H26.9.28現在¥100)によりセクション数アイテム数が無制限になり、位置情報や日時に基づくフィルタリングが使用可能

登録手順

アプリを開いた後Edit > AddItem > Brows to...と進み好きなタイトルとURLスキームを入力すればウィジェットに反映されます。
設定アプリのURLスキームについては[iOS 6版] 設定アプリを直接起動するためのスキームまとめ! & Siriから呼び出す方法 | Tools 4 Hack内で紹介されているまとめが大変参考になります。

Quick-tapも今後リジェクトされる場合が有り得ますので、インストールはお早めにどうぞ。